涼をもとめて (後編)

日記

2016.07.18(Mon)

次に拝観したのは、龍源院で大徳寺の中でも最古の寺です。
趣の異なる枯山水式の庭園を、4箇所設けてあります。
その中でもお目当ては、日本最小の石庭と言われる「東滴壺」
この庭は、方丈の東側で、庫裏との間にあります。
建物に挟まれてできる日影は心地よく、
時折さしこんでくる一筋の光、
庭に沿って流れる風を背に受けながら、ぼーっと眺めました。
一滴の水が滴り落ち、小川となり、大河となり、やがては大海となる様を表している庭で
一滴の大切さ、一滴が大海に繋がっている事を表現されているそうです。
今の自分に置き換えて考えると、
自分というもの、今日という一日、1本の線・・・
当たり前にある小さきものの大切さに改めて気付かされました。
今という一時を、より愛おしく思うようになった時、
重い腰を上げ、あとにしました。

東滴壺
ありふれた日々が輝いてゆく~♪
そんな素晴らしい1週間に お互いなるといいですね!