京都タワーと春の空

徒然なるままに

2014.03.25(Tue)

 振り返ると、京都タワー! お墓参りの帰りに京都駅に立ち寄りました。
京都タワーは、和ろうそくをモチーフに造られたと最近まで思っていましたが、
実は、京町家の瓦屋根を波に見立て、京都の街を照らす灯台をイメージされています。
 海のない京都に灯台・・・?
もともと京都中央郵便局跡に産業・文化・観光の一大センターを計画中に
運営会社の役員が横浜のマリンタワーを見て、その可能性を京都大学の棚橋教授に
相談されたのがきっかけで、東京オリンピックの開かれた1964年に竣工しています。
今まで、なんとなく眺めていた京都タワー。
背景がわかると、建物を通して、当時の方々の声が聞こえてくるような気がします。
賛成や反対、さまざまな議論が行われる中、
それでも古都京都も発展したかったんだなぁ、置いて行かれたくなかったんだなぁ
という思いが自然と湧き、
その存在が愛らしく思えると同時に、これからの京都について考えてみようと思いました。
たわー