ガッテン・ガッテン -どうして、町家を守るの?-

徒然なるままに

2014.04.08(Tue)

友人と飲んでいる時、
「数年前から、町家、町家ってよく聞くけど、どうして守らんとあかんの?」
と聞かれ、町家の魅力を自分なりに伝えましたが、なかなかピンときてくれません。
そこで、身近なモノに置き換えて・・・
「町家は、空気みたいなもの。
みんな24時間息しているけど、なかなか空気ってありがたいなぁと思って息してへんやろ。
昔は、どこをみても町家、町家。
いわば、たっぷり空気があったわけなんやけど、経済成長や開発に伴って、
少しずつ町家がなくなっていく。→少しずつ空気が減っていく・・・
気がつけば、以前とは町の様子がかわり、生活は豊かになっていたけど、
なぜか、ちょっと息苦しい?
なぜ・・・?
空気(町家)が少なくなったから。→町家を守らないと!これが大ざっぱな町家保存の流れ」
と締めくくると、ガッテンしてくれました。
町家って聞くと西陣や祇園のお茶屋さんを想像しがちですが、
それ以外にも庶民の家としての町家が数多くあり、
『平成20年・21年度京町家まちづくり調査』によると、
昭和25年以前に建てられた伝統軸組工法により建築された木造家屋を京町家等としています。