1+1+1・・・≠理想の家
ぼくのいえづくり2017.10.03(Tue)
打ち合わせの時、様々な質問を投げかけ、
お施主様の反応をうかがいながら、図面を少しずつ書き進めます。
そして図面を見ながら、何度もお話を聞き
こだわりのポイントや言葉にならない大切な部分をなんとなく探っていきます。
その時に、上手くイメージできないですと言われたら、
聞き方が悪かったか、伝え方がイマイチだったと受け止め、無理強いせずに
判断できるような資料をつくるか、判断できるようになるまで待ちます。
一つ一つ判断を頂く中で、
それらをつなぎ合わせたら
お施主様の理想の家になるわけではありません。
しっかり考えて出した答えもあれば
適当に出される答えもあるからです。
またお施主様がこれこそがと思い込んでいたけど
実は、こっちのほうがこの方にとっては良いということもあるからです。
大切なのは、判断の向こうにある
答え同士の矛盾をも包み込む
ご家族にとって大切な大志のようなものを
見つけることです。
言葉で言い表せなくてもいい
図面上で、形となって出会ったときに
これこそが・・・!と直感でわかります。
大志は、
みなさんの心の中にあり、
鏡として 図面に映し出すのが
僕の役目だと思います。