あのころの僕 いまの僕
日々の暮らしの中で2020.11.10(Tue)
断捨離というか
○○な片付け術的な掃除を始めました。
きっかけは、奥さんが着なくなった服を処分しているのに触発されたからだ。
数年前に調査した時の資料や検討の膨大な紙や
溜まってしまったサンプルから処分を始めると
どんどん心が軽くなっていくような気がして不思議だ。
気を良くした僕は
20代に来ていたブランド物のスーツや「もう着ないな」と思った服に着手する。
捨てるときの流儀は古いものを全て捨てるというよりは、
今の自分に合わないものと ここで別れるといった感じだ。
高校時代に買った「men’sBATSU」のトレーナーは
今でも僕のお気に入りで、冬場の寝間着として重宝するだけでなく、
背中の刺繍を見た時にふと当時の気持ちに触れる気がして心地よいから残した。
次に本。
本はもう一回読む気がするかどうかで選別し始めると、
帯に「絶対泣けます」と書かれていて泣けなかった本や
著名な小説家や実業家等50数冊ほどになって、業者に引き取ってもらうことにした。
若林正恭さんの「社会人大学人見知り学部卒業見込み」や
ヘッセの「シッダールタ」「クヌルプ」宮下奈都さんの「羊と鋼の森」
村上春樹さんやパウロ・コエーリョさん等
これからも共に過ごす本たちを見て
「もう一度読みたいって思える本って本当にすごいなぁ。
これが時代を超えるという事か!」感心する。
悩んだ時は、
「今はまだ別れの時ではないんだな」としばらく様子を見ることにする。
物を捨てるというよりは、「あのころの僕と別れているんだな」と思う。
そうして純度の高い「いまの僕」というものを改めて見つめ直す機会にする。