永遠のソール・ライター
探訪2021.02.18(Thu)
NHKの日曜美術館で知ったソール・ライター
その日のうちに本屋へ行き
彼の作品集を購入しようとしたが踏みとどまった。
できることなら本物を見てからにしようと。
余計な知識や他人の解説が先に入ると
自分なりの感動が薄れるような気がして。
雪まじりの寒風が吹く平日の朝
伊勢丹にある美術館「えき」KYOTOに
「永遠のソール・ライター」展を見に行った。
彼のファインダーを覗く姿
出来上がりの写真に満足したり
思い通りに行かなかったり
写真を通してそういう姿が目に浮かぶことに強く魅かれた。
そして被写体を見るまなざしは
とてもやさしく感じた。
誰かのため作品のためというより
こころのままに何気ない日常の瞬間を
さりげなくおさめる。
自分の審美眼と対話する日々
発見と創造の喜び
夢中で、そして楽しかったんだろうなぁと思う。
I see this world simply. It is a source of endless delight.
結局本は買わなかったが、ポストカードを3枚買った。
机の前の白い壁に貼り、時折眺めるようになった。
美術館「えき」KYOTO (wjr-isetan.co.jp)