中庭は 空から考える

はじめての家づくり

2024.06.06(Thu)

ご自宅の環境が、建物が密に建て込んだ市街地で
日中でも電気を付けないと室内が暗い、
風通しが悪く、室内がじめじめするといったお悩みの方へ

中庭を設けて、課題を解消しませんか!

 

室内に光や風が届くと
おうち時間をご機嫌に、楽しく過ごせるようになります。

 

中庭を検討する時には、庭の広さだけでなく、空を考えます。
それは、光と風は空からの恵みだからです。
「隣家や計画する建物の壁面で、どのように空を囲うか」が
快適な中庭づくりのポイントになります。

 

 

Aさんが購入された敷地は、利便性や自然環境もよかったのですが
敷地の周囲3方向は、境界線ギリギリに隣家が建っていました。
光と風を住人に届けられるよう3畳の中庭を計画しました。

 

しかしながら、総2階の建物に囲まれると、圧迫感があります。
また、庭から見える空の広さも庭と同じ3畳では、
庭を日影が占める時間が長くなると感じました。

 

光と風は空からの恵みです。
計画している建物の2階壁面を後退させて
庭の2倍の広さの『Aさん一家のための空』を確保しました。

 

その結果
中庭を挟んであるリビングと和室には、柔らかな反射光が届き
風の道も生まれ、やさしい風が通り抜ける居心地のいい家が生まれました。
また、中庭を挟んだ向かいの部屋にいても、家族の気配を感じられる程よい距離感も
中庭メリットのひとつです。

 

採光と通風のために造った中庭は、
Aさん一家と共に引越してきた紫陽花の咲く『いのちを育む場』となりました。

 

 

佐野泰彦建築研究所
HP    https://yasuhiko-sano.com/
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