空と水、そして風

徒然なるままに

2014.09.09(Tue)

日曜日の午後、なんともいえない閉塞感を感じ、
久しぶりに鴨川に立ち寄り、行儀が悪いなぁと思いつつ、ベンチに横になる。
空を見上げ、深い呼吸をする。
車の喧騒が左の耳から聞こえてくるが、右の耳から聞こえる水流の音が
脳裏でかき消してくれた。
青い空と水の音、時折聞こえるランナーの足音・・・
ここ、心地いいなぁと思った時、
そういえば、あの閉塞感はなんだったんだろうとふと思う。
頭の中も考える事がたくさんあったはずなのに、見当たらない。
取るに足らないことだったんだなぁと思った時、風の存在に気づく。
上流から下流へ、僕の足元から頭へ抜ける秋風。
空や水と共に、風が僕の頭や心の中を整理してくれたような気がした。
普段、なんとなく通り過ぎていく風
それは、身体に感じる快適さや季節の移ろいを届けてくれるだけでなく
こころもリラックスさせてくれる。
空、水、そして風
地球を構成する要素をどれだけ取り入れるかが
動物である人間の『気持ちの澄む家』づくりの基本となるのだろう。