ならではの

探訪

2014.11.25(Tue)

秋晴れの日、神戸異人館街を散策しました。
神戸が開港された1868年には、
東は現フラワーロード、西は鯉川筋、北は西国街道、南は海を範囲とした
『外国人居留地』として開発したそうです。
1899年には、条約改正との関連で内地雑居が認められ、
旧居留地以外の高台にも建設ができるようになりました。
『うろこの家』のように旧居留地より大正年間に移築された建物も含め
当時の多数の建物が異人館街を構成し、現在も残っています。
神戸ならではの歴史的な背景を持つ町並だからでしょうか?
映画のセットのような違和感はなく、
年月をかけて出来上がった異国情緒感は、建築当時の明治から大正期の
日本人と外国人との少しずつ縮まった距離感や暮らしぶりを想像させてくれます。
その時代ならではの、その場所ならではのものには
時代を超える力があり、人々を魅了し続けます。

『うろこの家』 
この通称は、壁面に張られた天然スレート板が魚の鱗に見える事から
ついたそうです。旧居留地の範囲を示す鯉川筋と関連性があれば、
鯉の鱗かもしれません?
今年ならではのサンタさんが、出迎えてくれました!