落葉

ふと、思ったこと

2014.12.09(Tue)

落葉後の銀杏。
幹の周囲は、鮮やかな黄色の落葉で覆われていました。
落葉には、踏み込むにはちょっと気が引けるほどの生命力があり
遠目から眺めました。
この落葉達も、やがては枯れ、そして土にかえり、
再び銀杏の一部として生き続ける様子を想像すると
根・幹・葉等その時与えられた役割を一所懸命に生きているんだなぁと思いました。
その時、あるお施主様からお聞きした話を思い出しました。
寝たきりのお母様を介護されていたのですが、
「人間には、どんな状態になっても役割があるのよ。
寝たきりになった人には、その人なりに生ききる姿を見せながら
『生ききるとは』を次の世代に教える役割があるような気がするの。
だから、しっかり見届けるのが、今の私の役目。」
同じように感じる日常も、少しずつ変化します。
結果を気にして不安になる事もありますが、
まずは、その時・その場の自分の役割を全うしたいものです。