春告草

徒然なるままに

2015.03.03(Tue)


打ち合わせの前は、早めに現地付近に到着します。
もともとは、公共交通機関の遅れを考慮してですが、
住民の1員となって、建築地付近を散策すると、
気づかされる事も多く、自分にとって、大切な時間になっています。
写真は、毘沙門堂門跡の境台で咲いていた梅
梅の香りを大きく吸い込み、春の到来を喜びました。
1665年山科盆地を見下ろす山服に移ってきた毘沙門堂。
1950年頃までは、一筋の参道脇に建物が建ち並び
畑や山地で埋められていた周辺地域も
今は住宅街として様代わりしています。
大きく育ってしまった木々に遮られ、
今は町並みを見下ろす事は出来ませんが、
背中に山々からの春を告げる風を受けながら、
今、計画している建物が、本当にこの地にふさわしいものなのか
を問い続け、打ち合わせ時間になったので、あとにしました。




もう3月ですね!