こだわりの無い心で (前編)
徒然なるままに2015.03.10(Tue)
設計事務所と聞くと、
「床はやっぱり桧じゃないと!」とか「壁は○○仕上げでないと!」
というイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、
僕にはそういったこだわりは、残念ながらありません。
仕上げは、目で見て、触れて、匂う等五感に大きく影響を与える部分なので
お施主様の好みと御予算をお聞きしながら、大切に決めていきます。
この時に気をつけているのは、
①後にメンテナンスや交換できる材を選ぶ事
②その家族にふさわしい内装にすること
③心があらわれるような雰囲気作りに力を貸してくれる事等があります。
①壁や天井は、経年変化で割れが生じるので、後に直しやすく、味わい深くなる材料を選びます。
床材も工業製品よりは、将来手に入れやすい無垢材を好みます。(つづく)
S様邸 リビング・ダイニングルーム