こだわりの無い心で(後編)
徒然なるままに2015.03.17(Tue)
(前回のつづきです)
②ご家族の好みや普段の生活状況、将来像を考えながら、
ご家族にふさわしい材料を共に選びます。
③平面計画や天井の高さ、窓の位置を考慮しながら、
気持ちが澄むには・・・を考えます。
安くあげるのに小綺麗なベニヤ材等を選択するのも1案ですが、
面材を使う場合は、
素材感や材料同士のジョイントである目地の入り方が、
本当に空間にふさわしいのかを検討し、
採用するかどうかを決めます。
さまざまな事を検討しながら部分的に決めた内容を集めて、
最後にもう一度ご家族にふさわしいか、
20年、30年後も直しながら、使い続けてもらえるかを問いかけて、
この作業を終えます。
これが一番いいという万人にあてはまる答えはありません。
こだわりのない心で、
目の前のご家族にふさわしい姿を検討し続けたいものです。
I様邸:浴室と洗面脱衣室
浴室の壁・天井は、水に強く、香りのいい『檜葉(ひば)』です。