道程
徒然なるままに2015.05.26(Tue)
家づくりを始める時、
そこは無限の可能性に満ち溢れると同時に
一寸先は闇のような世界に立つ気分になります。
それは、手探りで前に進む人生のようなものとも言えます。
より具体的なイメージをお持ちの方でも
その通りに創る事が、その家族の幸せになるとは限りませんから、
お施主様の要望や敷地の特性、
法律やご予算といった条件を整理しながら、
思いついた事や気になる事は、
時間がかかっても検討するようにしています。
先が見えなくて不安になる時もありますが、
そういう時、高村光太郎さんの詩を思い出します。
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
そもそも、家づくりとは、道なき道を進むようなもの
という事を思い出すと、落ち着きを取り戻すことが出来ます。
そして一歩、また一歩と進んでいくと・・・
いずれ、これだったんだなという家にたどり着く事ができます。
つかれたら、休みます。