想いをつないで

現場から

2015.08.25(Tue)

以前お仕事をさせて頂いた方から、
倉庫として使っている小屋にシャワーを作りたいんだけど・・・
とご相談がありました。


従来でしたら計画をした後、施工会社を紹介して進みますが、
それではご予算を超えてしまいます。


そこで、懇意にしている大工さんや設備屋さん、
メーカーの担当者等それぞれの方に無理を聞いて頂きながら、
調整をして、着工する事になりました。


倉庫に残っていた荷物は、自分たちでは処分ができないので、
解体の時にお願いしますと言われました。


業者さんに任せれば済みますが、
お施主様と大工さんは、見積の下見の際、挨拶した程度だったので、
少し言いづらい点もあるかなと思いました。
また、荷物処分の為に職人さんを1人呼ぶのも、もったいない気がしたので、
整理や搬出は僕も手伝いますので、指示だけお願いしますとお伝えしました。


当日伺うと、かなり仕分けを済まされて
あとは搬出するだけになっていました。
前日にお嬢様方が荷物の整理をして頂いたそうで、
「今日はみんな腰痛で寝ています」
と笑いながらお母様がおっしゃられていました。


整理された屋内からは、「後は頼みます・・・」といった感じで、
駅伝のたすきを渡された気分がしたので
「あとは任して下さいね!」という気持ちで、大工さんと荷物を搬出し、
午後からは、予定通り、内部の解体へと進みました。


お施主様、設計、職人さん、


それぞれの想いをつなぎ合わせて、現場は竣工へと向かいます。