郷愁

徒然なるままに

2015.09.08(Tue)


工事期間が短い現場は、毎日見に行く事にしています。
次から次へと進みますので、進捗状況を確認しながら、
気付いた点を変更したり、お施主様との何気ない会話を楽しんだり・・・
と理由はいろいろありますが、
形になっていく時間は、なにものにも代え難く、
やっぱり自分が楽しいから通うのでしょう。
スペースがあまりない現場なので、大工さん達と打ち合せが終わったら、
表にでて、外から窓越しに無言で眺めます。
すると、小学校の頃、通学路途中にある什器をつくる作業場で、
黙々と働くおじさんをじーっと眺めていたことを思い出しました。
目があった瞬間に「おじさん、これもらっていい?」
要らないような切れっぱしをもらって、
これで自分もなんか作って・・と胸を躍らせ駆け足で帰ったあの日々。
いつの間にか現場から頂くものは、
あの頃の切れっぱしから日々の創造の力となりました。
一所懸命に創ってくれる職人さんと向き合いながら、
よりよい住まいづくりに挑戦し続けたく思います。



久しぶりの青い空
見上げれば、ヒコ―キ雲!