変わらない何か(前編)

現場から

2015.12.01(Tue)


打ち合せを重ねるごとにお施主さまの要望は、変化します。
「そういえば、最初の頃、そんなこと言っていたなぁ(笑)」という事は
日常茶飯事で、変化する要望に合わせてプランや外観も変化していきます。


時々、変化し忘れている部分が残っていることもありますが、
「これでいいはずなんだけど、何かが気になる?」
といった自分の中での違和感が、その存在を教えてくれます。


打ち合せを始めて、1年と数カ月が経ったお施主様とのやりとりの中で
どうしても屋根の形が気になったので、
再検討したい旨をお伝えすると・・・
「ここにきて、どうして屋根のカタチを変えないといけないんです?」
と言われました。
少しでも早く進めたいというお施主様のお気持ちを察してはいましたが、
なんとも言えない違和感が自分の中にあり、
「悪くはないんですけど、何かが違うんです。
なんとなくふさわしくないというか・・・
より良くなりそうな気がするんです!」とお話しました。
時間を頂いたからといって、
今以上のモノができるかどうか、その時の僕にもわかりませんが、
なんとか時間を頂く事が出来ました(つづく)

ある晴れた日の朝です