ありのままの心で (後編)

探訪

2016.06.07(Tue)

大河内山荘庭園は、
名優大河内傅次郎氏が昭和6年(34歳)から64歳で逝去されるまで
30年かけて創り上げた庭園です。
いくつかある建物の用途や装いに合わせた庭があり、
道の幅や仕上げ、趣を少しずつ変えながら、それぞれの場へ導いてくれます。
道中にある木々や石、時には、借景としている山々や遠景をも楽しみながら、ゆっくり巡りました。
雄大な山々や空に包まれるような大きな安心感の下、
ここはあえて道幅を狭くして・・・
ここで休憩して・・・
時には自身と向き合い、ゆっくり考えたい・・・
といった大河内氏の想いが、ひしひしと伝わってきました。
それは、きっと、
庭づくりを通じて、
ありのままの自分が何に喜びを見出すか?自分とは?
といった澱みのなくなるまで、自身との対話を続けたからこそ、
この庭に、ありのままの大河内さんが表れているのでしょう。
周囲の目を憶することなく
澱みのないありのままの心持ちで
家づくりに取り組み続けようと思います。

きっと、ここ、お気に入りの休憩場所・・?
今週もお互い素晴らしい1週間になりますよう!