これからの人生

徒然なるままに

2016.06.27(Mon)

僕には、『家』を通して様々な方との出逢いがあります。
江戸時代に建てられたお家の見学に伺った際、
今もお住まいになられている所有者様からお聞きした話です。
「うちみたいな家は、数十年前は周辺にいっぱい建っていて
今よりもずっといい風景がありました。
江戸時代の飢饉や日清・日露戦争等、
世の中が大きく揺れ動いても、なんとか守り続けてきたけど・・・
ここにきて近隣の家々は、建替や引っ越しされ、小学校も廃校になった。
若い者の仕事もないし、
帰ってこいとは親としては言えません。
あと何年この家を守れるか・・・
豊さの陰で、どうにも抵抗できないなにかがいるというか、
とんでもない事態が今起こっていると痛感しています。」
というお話をお聞きしました。
今までの僕なら、
これはご家族の問題と捉えて距離を置いていましたが
ご家族だけで背負うには重すぎる感が伝わってくると同時に
同じお悩みを抱えている方が他にもいらっしゃることが、容易に想像でき、
残りの人生の中で、自分にも何かできないか?
と考えるようになりました。
今週もお互いにとって素晴らしい1週間になるといいですね!