招待状
探訪2013.10.08(Tue)
写真は、御所にある拾翠亭から観る風景。
今から約200年前の江戸後期に建てられた九條家の別邸で、茶会や歌会の
社交の場として使われていたそうです。
古い建物を観る時、外観や材料等を観る事は勿論大切ですが、当時の人になりきって
建物から聞こえてくる声に耳を澄ませる事が一番大切だと思います。
立ったまま観てまわるのではなく、一部屋ごと気に入った場所で座り、じっくり眺める・・・
すると窓から見える風景や、出入り口の位置等から、
「きっとこの眺めをみせたかったのかなぁ。」とか
小間の茶室の方では、時にはヒソヒソ話をしていたのか等、主の気持ちや使い勝手が想像できると
当時と繋がった気分になって、一層楽しく見学できます。
「紅葉の時期に、もう1度来て!」
帰り際、そんなお誘いの声が、僕には聞こえたような気がします。
拾翠亭:http://www.fng.or.jp/kyoto/info/kyoto_service2.html