自由な心で
探訪2014.02.11(Tue)
冬でも楽しめる枯山水の庭、「龍安寺石庭」に行きました。
長方形の敷地の中に白砂をまき、十五個の石を配し、1本の木や草を使わないこの庭は
枯山水の極致と言われています。渓流を虎が子を連れて渡るようにも見えるので、
「虎の子渡し」とも呼ばれるそうですが、真意は謎で、見る人の自由な解釈に委ねられて
います。
石庭の前に坐り、じっと眺めると、様々な考えが浮かびます・・・
石に込めた想いは、一つなのか?
何かを表現したのではなく、より美しく映るように石をおく事に注力したのでは?
そのうちそういった邪推も浮かばなくなり、ただ静かに庭を眺める穏やかなひとときが
宇宙のような真理と繋がった気にさせてくれました。
これが、「禅」?
作庭の真意はわかりませんが、禅の教えに従って、
自分自身の内面の仏性と 向き合い、仏教的真理に直に接する体験により、
新たな価値観を開拓することを望まれたと思います。
龍安寺:http://www.ryoanji.jp/top.html