送り火

徒然なるままに

2014.08.19(Tue)

例年、五山の送り火を見ながら、手を合わせます。
今年は日中の大雨のせいか、大きな火の塊が点在しながら
文字・絵を形作っているのがわかり、現場での人々の御苦労と
どんな天候にも関わらず、お見送りするという人々の気概が伝わってきました。
その時、増税前の忙しい時期、所有者の事を考えながら
現場を竣工へと導こうとしていた現場監督さんのことが脳裏に浮かびました。
初対面の時、時間を間違えられたり、
現場では仕様を間違えられたので、やり直しをお願いする時もありましたが、
迅速に対応する姿からは誠実な人柄が伝わってくる方でした。
現場途中で急遽入院されたので、「元気になられたら、もう1度お仕事したいな。」と
思っていましたが、残念ながら今夏お亡くなりになられました。
日常では、なかなか故人に想いを馳せる時間はありませんが、このひとときは、
先祖をはじめ、故人となった方々の事を思い出しながら、送り火を眺めます。
そして翌日から、前を向いて1歩ずつ、進むことにしています。
かわ
青い空に向かって、まっすぐに!