千客万来 (後編)
story2017.02.14(Tue)
前回の続きです
暮らしを変える玄関先を創るには・・・
考えながら実測していた時、気になったのは、床でした。
玄関先の床は、ポーチ部分とアプローチ部分に分かれており、
門を開けて、飛び石の上を2,3つ歩き、玄関扉前で立つ・・・
広くない空間を分節し、用途も決まっている状況に窮屈感を覚えました。
もし、シーンごとに役割を変えながら
家の中と社会を繋ぐ一つの間が
ここにあったら、どういう生活になるのか?
玄関ドアを開けて、1歩外へ出る時
どこまでも続くような床があったら、
今までより澄んだ心持ちで、
社会に出ていく事ができる・・・?
その広い床は、
ご家族の開いた心持ちを社会に示し、
来られた方も、以前よりも入りやすく
玄関先の立ち話にも花が咲く・・・?
そして、身体を壊されてから、
寝室から出入りされているご主人様も、
介助を安心して受けながら
ご家族と共に出掛けられる・・・?
広い床さえあれば・・・!