参道をゆく 番外編
神社2017.06.20(Tue)
大神神社から長谷寺までウオーキングをする。
A4サイズの地図しかもっていないので、途中、道に迷うこともある。
スマホは持っていない中年・・・。
道行く人に聞くことも出来たが、自分の勘と国道を頼りに歩くことにする。
どこも同じように見える国道沿いの風景に退屈さを感じ、
どうして歩こうと思ったんだろうと悔んでいると、
所々で、田植えを終えた田んぼを見かける。
田んぼに張られた水と青々とした稲が風に吹かれている風景に癒されながら
顔を上げると、山々が在る。
開発で全てが新しく変わってしまったと思いがちな風景に、
いにしえから変わらない部分を見つけると、なぜかほっとする。
国道には歩道のない部分もあり、安全のため側道に外れると、
古民家が立ち並ぶ道に出た。これが伊勢街道・・?
確認しようもないので、これは、明治頃の建物、これは大正かな・・・
建築時期を考えながら進むと、神社もあった。
田んぼ、山、街道、民家、神社
国道で分断されているものたちを繋ぎ合わせると
開発前のこのあたりの生活風景が想像できた。
自分も生活者の一人として、
目の前の一つ一つのものを味わい愛でるようになると
後悔していた気分は、いつの間にか
歩いて良かったという幸福感へと変わっていました。
「自分の見方で、世界は変わる」と聞きますが
見えるものが、かわるんですね。きっと!
国道と田んぼ、そして山