鈴木大拙館
探訪2017.09.26(Tue)
思いが形を創ります。
より良い思いを持てるよう
自分らしさを保てるよう
日々さまざまな本を読んでいます。
その中に、「禅」を海外に広めた仏教哲学者・鈴木大拙さんの本もあり、
金沢にある「鈴木大拙館」に行きました。
記念館は、大通りから少し離れた閑静な住宅街の一角に佇むように建てられていました。
車の音は無く、青い空を旋回するトンビや小鳥の鳴き声が聞こえます。
入場する前に建物を囲むように配した「水鏡の庭」そばに腰をかけ、じっくり眺めました。
周囲の自然環境と建物と庭の調和が創り出す静けさは心地よく、
心の波を穏やかにしてくれます。
溜まっていた余計な考えは一つ一つ消え、
いつしか、
自分自身も傍の木々や石ころと同じものとして在るかのような
一体感を味わっていると、
我に返るのを教えるように
水庭の方で、ぼわっと音がし、
何重もの水紋が、すーと池の表面に広がっていきました。
その有様を見て
心の準備が整いましたと言わんばかりに重い腰を上げ、入場しました。
鈴木大拙館:http://www.kanazawa-museum.jp/daisetz/