もともとの

ぼくのいえづくり

2017.12.12(Tue)

 

打ち合わせがスムーズにいくから

必ずしも順調に家づくりが進んでいるわけではありません。

打ち合わせの中で決定した事柄の中には

いい判断もあれば、そうでない時もあります。

もう一度考え直した方がいい事柄は

形をかえて僕の下へ再び訪れます。

 

なんとなくしっくりいっていない

自分の中での感覚の時もあれば

このままでも全然いいんやけど・・・

施主の何気ない一言のときもあります。

 

こういう時は、無理に進むよりも

見直し、考え直すようにしています。

 

たくさんの事柄の打ち合わせの中で

より良い答えを探し求めているうちに

正しさや常識にとらわれたり

周囲の意見を聞きすぎて

一番大切にしないといけない

もともとの想いが

希薄になっていることがあるからです。

 

漠然と描いていた

理想の暮らしへの想い

その根っこの部分が顔を出してくれるのは、

こういうタイミングかもしれません。

 

 

国立新美術館で行われている「安藤忠雄展 挑戦」の

野外展示場にある「光の教会」の再現です。

建築家を志したもともとの想いと向き合いました。

安藤忠雄展 http://www.tadao-ando.com/exhibition2017/

 

 

 

 

#佐野泰彦建築研究所