「どんな家を建てる」と「誰と一緒に建てる」
ぼくのいえづくり2021.05.13(Thu)
写真は2017年12月に東京で開催された
安藤忠雄さんの展覧会で再現されていた「光の教会」です。
安藤忠雄さんといえば、
光と影のコントラストとコンクリートを思い浮かべます。
コンクリートの冷たい感じや圧迫感を
想像する方もいらっしゃると思いますが
空間に身を置くと
作品集で見るよりこじんまりしていて、
自分の体に対して、空間が大きすぎず小さすぎず
開放感と静けさのバランスもよく、
心地よすぎて、何時間でもいられるなぁと思います。
デザイナーのコシノヒロコさんのご自宅も設計されていますが
竣工当初暖房器具が無かったので、
冬はスキーウエアでお仕事や生活をされた
という話も耳にしたことがあります。
増築や改修を重ねながら、
それでもいまなお建物が在り続けるのは、
初めての打ち合わせから竣工するまでの時間において
両者のよりとりの中で築いた信頼関係こそが基盤になり、
冬の寒さを上回る感動が、この家にはあったのでしょう。
「どんな家を建てる」かは「誰と一緒に建てる」で、決まります。
茨木春日丘教会:=TOP= of The Ibaraki Kasugaoka Church (ibaraki-kasugaoka-church.jp)
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佐野泰彦建築研究所(@yasuhiko_sano) • Instagram写真と動画