Concept

時代を超えて生き続ける建築をめざして

僕は、京都で生まれ、自分より年を重ねている建物に囲まれて生きてきた。
実家も大正後期の京町家を直しながら、住み継いできた。
若い頃は、モダンで流行的なデザインに魅かれたけれど
年を重ねるにつれて、新しく生まれた建物の寿命の短さが気になるようになった。
素材、技術も新しいのに、どうして、簡単に無くなってしまうのかと。
一方、京町家は、所有者を変えながらも、たくましく生き続けようとしている。

次の世代に何を残したいのだろうと自問した時
時代の波を超え、使い手が変わりながらも生き続ける建物の姿が思い浮かんだ。
新築でも、リノベーションでも、住宅でも、店舗でも
施主の思いをベースに
地域や家族の歴史、そして太陽や風、自然環境を味方につけて。