佐野泰彦建築研究所は、住宅・京町家・店舗の設計を手掛ける一級建築士の設計事務所です。
Works 作品
竣工後 40年ほど経つ造作食器棚と共にこれからも
竣工後 朝日が届くようになり、観葉植物も元気になりました
出窓 ガラスタイル張り キラキラ
観葉植物達のすみか
着工前 キッチン
着工前 造作食器棚 冷蔵庫
着工前 キッチン
京都市西京区
リノベーション
設計現場打ち合わせ期間 6か月
手放すことで、これからの家族にとって大切なものを手に入れることがあります。
幅3M奥行7.4MのL・D・Kにあるキッチンについて、ご相談頂きました。建築当初の部分と購入後リフォームにより、収納は豊富でしたが、出窓を覆い、魚焼きグリルは完全に引き出せない状況でした。また、ダイニングテーブル横にある冷蔵庫の圧迫感もありました。
施主が10年来感じてきた不便さやモヤモヤした気持ちを解消し、これからの人生を後押しできるような計画にできないかと考えました。
今まで使ってきたものや過去の正しさや思い込み一つひとつに間違いはありませんが、施主の不満の原因は、持ちすぎていることにあると気づきました。打ち合わせを重ねた結果、キッチン廻り収納量の1/3を減らす計画になりました。
そうすることで、キッチンと冷蔵庫が1列に並べることができました。家事動線はスムーズになり、冷蔵庫によるダイニングテーブルへの圧迫感もなくなりました。ダイニングスペースも以前より広くなり、車いすで生活されるお母様が、キッチンに安全に行けるようになり、今後お母様の体調の変化があっても対応できるスペースのゆとりも生まれました。また、出窓から光が入るようになりました。出窓周辺をガラスタイル張りとしたのは、キッチンやテーブルにキラキラした爽やかさを、毎日届けるためです。
今回の工事で、空間と時間に『ゆとり』が生まれました。それは、ご家族の日常をより豊かに、人生をより良い方へ後押しすると思います。