備えあれば 憂いなし
備えあれば 憂いなし
備えあれば 憂いなし
備えあれば 憂いなし
備えあれば 憂いなし

備えあれば 憂いなし

京都市南区
古民家リノベーション
設計現場打ち合わせ期間 6か月

南区に建つ明治期に建てられた京町家をリノベーションしました。空き家になっていたご実家についてのご相談でした。ご家庭の事情で、急に改修を思いつかれたのですが、未来への活かし方が上手く思いつかないご様子で、「甥のために1階を駐車場にしたい」と当初はおっしゃられていました。

お施主様からは過去に3回ご相談頂いていたこともあり、普段とは違うご様子に気付きました。お施主様には、ご自身の焦りや気持ちを整理するように話しを聞いてくれる第3者が必要だと理解しました。お施主様の焦るお気持に寄り添いながら、真意を確認するようにお話をじっくりお聞きしました。そして、真意は「お母様が苦労して手に入れた家を、自分が生きている限りは、残したい。」だとわかりました。打ち合わせを重ね、お施主様の中で「万一の時に、はなれて暮らす姉が、実家で住めるようにしておきたい。」という要望が固まり、改修することを引き受けました。

近隣で暮らす高齢の施主も利用し、日常に心地よい刺激を与えることができないかと考えました。それは、将来受け継いだ方が「壊すのはもったいない」と感じさせ、お施主様の真意を叶えることにもつながると期待しました。実家の思い出深い意匠や調度品を活かして、程よい新しさを加える設計を試みました。