佐野泰彦建築研究所は、住宅・京町家・店舗の設計を手掛ける一級建築士の設計事務所です。
Works 作品
京都市山科区・新築
設計~現場打ち合わせ期間:30か月
山科区の閑静な住宅地で、新築しました。新築の設計についての相談で、要望は「敷地の条件を活かした家にしてほしい。」とのことでした。お施主様のお悩みは「ハウスメーカーさんとか検討したんですけど、どれもピンとこなくて。自分達の想う家って無理なんかな。敷地も変形していて、法律も厳しいし。」ご主人様はご不安な胸の内を話してくれました。敷地は変形地で、道路から2Mほど高低差があり、隣地からの壁面後退等制約の多い風致地区の中でも厳しい部類に入る地域の1画でした。
まずは、「家づくりは楽しいこと」をわかってほしかったのと、本当に叶えたいことを知りたくて、「予算度外視で、やりたいことを全部言ってみてください。」と話して、お施主様の夢や希望モリモリの案を法律と照らし合わせながら、共に検討しました。見積を取ると、もちろん予算オーバーで、奥様も落ち込まれたけれど、そこからやりたいことと出来なくてもいいことを分類、削除、そして再見積を繰り返しながら、計画をじっくり煮詰めていきました。そのうち、一見ネガティブに捉えがちな敷地の一面を、ポジティブに解釈できないかと考えました。そして、夏は山から吹き下ろす北風を取り入れ、南からの厳しい日射を遮り、冬はリビングの奥までやさしい日差しが届く、高台からの眺望も活かした『自然と共に暮らす家』こそが、ご家族の幸せにつながると確信出来ました。
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